地方の理系大学生が書くブログ

自身を圧倒的なマイノリティと捉える地方の理系大学生による日々の考察。

Couseraのプログラミング入門コース "Introduction to Programming with MATLAB"を終えての感想


 

8週間で完結するコースとのことだったが、自分の場合は途中で何回か挫折したり、リアルでの生活に追われたりした結果3か月近く掛かってしまったが、今日無事完走したので忘れないうちに受講してみた感想をいくつか示していきたい。

Matlabを使って毎週4~8個のプログラミング課題を解いていく形式。
Matlabはフリーのライセンスによってオンラインでアクセス可能。
●レクチャーは毎週2時間程度。とてもシステマチックに構成されていて、講師が示すプログラミングのコードを実際に自分でも打ってみることが推奨されている。
●コースの目標は、"Matlabを実際に使って、プログラミングの基礎を身に着けること"。
●レクチャーの内容をもとに、課題では自分で考える要素が大きい。状況に応じて臨機応変に自分で考えてコードを書く力を養成するために、”自分だけの力”で考えて課題に取り組むこと、が初週で強調されていたのが印象的だった。
●課題はどちらかというとアカデミック寄りで、問題を解くために数学の知識や考え方が必要になる部分もあり、コーディング以外の難しさがあった。
●課題の中には骨太なものもあり、解くのにかなりの時間をかけたものもあったのでそれで私は何回も挫折しそうになった。(というか怠け癖が出てしまっただけか...)ディスカッションフォーラムを見ても一つの課題が2~3日解けずに先に進めない!!という状況に陥っているような人も散見されたので、何問かの問題には苦労するかもしれない。
●分からないときには一応ディスカッションフォーラムを使えるが参考にする程度で、それ以外は基本的に自分でググったりレクチャーを見直して進めて行くことになる。
●結論としては、なかなか重たい授業だった。というより、授業というよりは”訓練”と思ったほうがいいかもしれない。しかし、このクラスの趣旨通り、プログラマーの方法をただ単に知識として学ぶのではなくて、「実際にプログラマーになる」ためにはそういった訓練が欠かせないのだと思う。
●内容的にヘビーではあるが、確実にプログラミングの力が身についているという実感はあったので、Matlabだけではなくプログラミングの基盤を身に着けたい多くの人にお勧めしたい。

 

現在はMachine Learningのコースを取っており、また終わり次第レヴューする予定です。

学部時代でのGPAについて

学部時代のGPAが重要かどうかは、結局のところあなたが何を目標にしているかによる。以下に挙げたうち、一つでも達成したいことがあれば、学部1年次のうちから高いGPAを獲得するために努力をすることが望まれるだろう。

①海外の大学院へ出願する場合

・私は出願したことがないので何とも言えないが、アメリカなど海外大学院に出願する際学部時代のGPAが大事だとは良く言われる。大学院でのGPAより学部でのGPAを気に掛ける傾向にあるらしく、そうすることで基礎学力を測るらしい。PhD過程であれば3.5以上あった方がいいとか、3.0~3.5でも可能性はあるなどいろいろなことが噂レベルでささやかれているが、その信ぴょう性は謎。海外の大学院入試が、研究の結果であるとかGPAを含めた総合評価であること、海外に留学する日本人がそれほど多くなく情報源が乏しいことなどが現状だと思われるけれども、直接先輩に話を聞くとか、大学や教授に問い合わせるとかすればより正確な情報が得れそうな気はする。

奨学金の獲得を狙う場合

奨学金に応募する条件として、「GPAが何点以上であること」と明記している場合さえある。具体的にはいくらくらいか?奨学金を得るために国内外の多くのリソースを見てきた私の経験に基づけば3.2以上というものが日米では多かった。ただし、日本はGPAを重視しないことも多く、壊滅的なGPAでもプレゼン能力がうまいなど、総合評価によって大学規模での奨学金に受かっている人もいることを付け加えたい。

③海外のインターンシップに応募する場合

・私が調べた中ではGPA3.0以上とか、応募条件として含まれていることもあった。

 

Discussion: GPAを上げるためにはどうすべきか?

正直なところ、私は今までのところ学部時代のGPAを保つことに多少失敗してしまった。残りの卒業までの期間はベストを尽くすつもりではあるけれども、自身の反省・戒めとともに、GPAを上げるにはどうすべきか考察をしてみたい。

①教授の人格や採点基準を気にする

差別する気はないが、人格の異常な教授、精神の不安定な教授の授業は極力避けたほうが良い。採点が異常に厳しかったり、気分次第でD評価をつけられることもある。

②先輩の言うことを必ずしも信用してはいけない。

あの先生は必ずAをくれるから大丈夫だよ!と言われて取った4単位分の授業でDを取った。安易に先輩を信じた私の敗北である。

③自身の体調管理を徹底すること

体調、メンタルの状態は成績に直に影響する。余裕を持とう。

④家に帰ったら必ず習ったことの復習をすること

復習は本当に大事で、直前期にしか勉強しないと成績が不安定になりがち。

⑤教科書をちゃんと読んでスライドにもちゃんと目を通す。

どちらか一方だけとかすると、知識が体系化されなかったように思う。

⑥GPAを上げるために掛かるコストを惜しまない。

中途半端にやると中途半端な成績になりがち。

⑦教授と積極的にコミュニケーションを取ること。

テストを作るのも、採点するのも教授であることは必須。

⑧A評価が取りやすい授業を取る

いくら頑張っても最高でBかCしか取れない授業は存在する。これは教授の無駄なプライドなのだが、地方大学には多いような気がする。先生によっては事前に連絡すれば去年の成績分布などを教えてくれたりするので、過去の受講者に聞くとともにおすすめ。

⑨D評価の授業を取り直す/ 簡単な授業を多く受ける。

D評価を取った授業を再履修できる可能性がある。また、簡単な授業を多く受けてAを多くとればGPAを上げることはできる(が、これらの方法は手間がかかることは言うまでもない。)

⑩履修解除も念頭に入れる。

履修解除は逃げではなく戦略。何かこの授業はおかしい!(教授の人格か?授業が難しすぎるか?)と直感的に感じれば撤退するのもまた一手。

 

以上が私が考えるGPAを上げるための戦略である。ほかにもあると思うけども、私は残りの期間GPAを上げることに専念したい。もしこのブログを読んでくれて、私と一緒に頑張ってくれる方や、コメントなどあれば歓迎いたします。

 

理系での留学について

私の長かった2学期間の留学も終わろうとしているので、気づいたことを少々。

一般的に日本人学生が学部で留学する場合、大きく以下の方法がある。

①語学留学

②交換留学

③私費留学

私は、学部3年次から1年間卒業を遅らせて②の交換留学をしたのでこのことをメインに話していきたい。必修の実験や研究の単位がある理系や、また実習のある文系の学部での長期の留学を希望する場合留年をする可能性を視野に入れる可能性がある。交渉次第では留年なしでの留学も可能だしそういう先輩もいるが、難しい。何故か?

・単位互換を最終的に認めるのはあなたの所属する学部学科の教授である。しかし、単位互換を許可してくれるとは限らない

 特に、過去に交換留学生のいない学科や専攻、また教授が留学に対して否定的な考えの多い場合は注意すべきで、いくらあなたが頑張って説得しても、教授が許可してくれるとは限らないし、私のように誹謗中傷さえ受ける可能性もある。

・文系に多い3年次で留学をはじめ4年次で就活の場合、就活が困難である

 単位は足りるが、就活の時期を1年間ずらして始める学生は特に文系に多いし、私の周りにも居た。ただし、ボストンキャリアフォーラムなど世界中で日本企業が留学中の日本人を対象にリクルートを行っている。 

 

Discussion

●卒業を遅らせてまで行く留学は無駄か?

 留学で得たものが、その出費を越すほどに価値があれば無駄ではないと私は考える。この問いは私が留学に行くために準備を始めたころからずっと持っていた問いであった。卒業を遅らせて留学に言った先輩に話を聞いても、留年についてどう思っているかとか、帰国後暇な時間何をしたかとか留年について話をすると嫌な顔をされるか、明確な答えが得られなかった。結局みんな無駄かどうか明確な答えを見いだせていない。ただ、一つだけ言えるのは留学で得たもの、それが何であれー語学力だろうか、新たに得た友達だろうか、研究のスキルだろうか、学問について視野を広げたことだろうか、日本ではできないことや、危ない目にもあったことだろうかー得た経験が自身の糧になれば意味がないことはないと私は考える。卒業を遅らせると、とくに地方の大学生は周りから奇異の目で見られることは間違いない。それでもあなたは行くだろうか。

●理系での学部での留学をすることのメリットとデメリットは?

 メリット:希少性、語学力、海外での研究能力(研究室に入るなら)

 デメリット:留年する可能性、金銭的問題

ただし、金銭的問題はトビタテなどを使って大幅に緩和できることは言うまでもない。

●交換留学で何を得るのか?

 あなた次第。

このブログについて:

私は多くの人に共感することはできませんが、

何か悩みや問題を抱えた時にネット上にあったブログなどを参照して自身の糧にしてきたことは事実です。自身を圧倒的なマイノリティと捉える地方大学生の私が、日々考え行動して気づいたり得たことをテーマごとにこのブログにまとめ、他に私と似たような悩みや疑問を持つ人が本ブログを参照することによって、何か洞察を得られれば良いなあと考えブログを開設しました。自身の文章力を磨くことも目的です。