地方の理系大学生が書くブログ

自身を圧倒的なマイノリティと捉える地方の理系大学生による日々の考察。

理系での留学について

私の長かった2学期間の留学も終わろうとしているので、気づいたことを少々。

一般的に日本人学生が学部で留学する場合、大きく以下の方法がある。

①語学留学

②交換留学

③私費留学

私は、学部3年次から1年間卒業を遅らせて②の交換留学をしたのでこのことをメインに話していきたい。必修の実験や研究の単位がある理系や、また実習のある文系の学部での長期の留学を希望する場合留年をする可能性を視野に入れる可能性がある。交渉次第では留年なしでの留学も可能だしそういう先輩もいるが、難しい。何故か?

・単位互換を最終的に認めるのはあなたの所属する学部学科の教授である。しかし、単位互換を許可してくれるとは限らない

 特に、過去に交換留学生のいない学科や専攻、また教授が留学に対して否定的な考えの多い場合は注意すべきで、いくらあなたが頑張って説得しても、教授が許可してくれるとは限らないし、私のように誹謗中傷さえ受ける可能性もある。

・文系に多い3年次で留学をはじめ4年次で就活の場合、就活が困難である

 単位は足りるが、就活の時期を1年間ずらして始める学生は特に文系に多いし、私の周りにも居た。ただし、ボストンキャリアフォーラムなど世界中で日本企業が留学中の日本人を対象にリクルートを行っている。 

 

Discussion

●卒業を遅らせてまで行く留学は無駄か?

 留学で得たものが、その出費を越すほどに価値があれば無駄ではないと私は考える。この問いは私が留学に行くために準備を始めたころからずっと持っていた問いであった。卒業を遅らせて留学に言った先輩に話を聞いても、留年についてどう思っているかとか、帰国後暇な時間何をしたかとか留年について話をすると嫌な顔をされるか、明確な答えが得られなかった。結局みんな無駄かどうか明確な答えを見いだせていない。ただ、一つだけ言えるのは留学で得たもの、それが何であれー語学力だろうか、新たに得た友達だろうか、研究のスキルだろうか、学問について視野を広げたことだろうか、日本ではできないことや、危ない目にもあったことだろうかー得た経験が自身の糧になれば意味がないことはないと私は考える。卒業を遅らせると、とくに地方の大学生は周りから奇異の目で見られることは間違いない。それでもあなたは行くだろうか。

●理系での学部での留学をすることのメリットとデメリットは?

 メリット:希少性、語学力、海外での研究能力(研究室に入るなら)

 デメリット:留年する可能性、金銭的問題

ただし、金銭的問題はトビタテなどを使って大幅に緩和できることは言うまでもない。

●交換留学で何を得るのか?

 あなた次第。